（スタッフ）

提供＝ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ

製作＝ジョン・タートルトープ/クリスティーナ・スタインバーク/ハント・ローリー

撮影監督＝ピーター・メンジス

音楽＝マーク・シャイマン

衣裳デアザイン＝グロリア・グレシャム

編集＝ピーター・ホーネス

（コメント）

○こちらも、話は面白いのだが、乗れなかった。ついでにいえば、ディズニー映画の人間を描く限界みたいな気もしてきた。深みのある人間性を描くには向いていない。音楽が鳴り、シーンや話や台詞がテンポよく展開していく。冗談を言っているのかと思えるぐらいに、主人公の行動や言動が嘘っぽいのだが、この男は、本気だということがわかるのだ。ただ、こまったことに、８歳の自分や未来の自分に出会って、性格も考え方も変わるということは、さきほどの言動は、本気ではなかったのかとかいいたくなる。

○しかし、生き方を変えらる変化の決定的な要因は、父親へのわだかまりを解くことと、アシスタントの彼女を受け入れることなのだが、これは、８歳の自分に出会うことでしか解決できないことだったということでは、どうしても説得力を欠いている。つまり、いくつかの副線を８歳の自分に出会う前の彼に用意し、展開して見せなくてどうしても無理があるのではなないか、という疑問が残った。（2001.1.21）

（キャスト）

ブルース・ウイルス

製作年：2000

映画館：横浜日劇