（スタッフ）

製作＝東宝映画（東京撮影所）

製作＝滝村和男

原安＝ダシール・ハメット

撮影＝伊藤武夫

音楽＝鈴木静一

装置＝樋野正雄

録音＝安恵重遠

照明＝藤林甲

編集＝後藤敏男

（コメント）

○役者も揃っているし、ハメットの翻案などと聞いて、結構楽しみしていたのだが、それほどではなかった。「なるほどね」「まったくだ」のコンビが狂言まわし役（渡辺篤、サトウ・ロクロー）やりながら、長屋に住む、いくつかの家族の事情が描かれ、みんなに嫌われている大家が殺されたことから、「犯人は誰だ」ということになる。

○山田五十鈴に注目したが、あまり魅力が感じられなかった。長谷川一夫とのやりとりが笑わせるが、どうもイマいちだ。高峰秀子、徳川夢声など芸達者を揃えているが、不発だった。あるべきリズムが感じらなかった。

○遠山の金さんの話になっていることを最後までわからなかった。(2001.1.15)

（キャスト）

長谷川一夫　
山田五十鈴　
高峰秀子　
徳川夢声　
渡辺篤　
サトウ・ロクロー

公開年月日：1941.1.9

映画館：横浜シネマ・ジャック「日本映画大全集Part2」「男優と女優」