映画タイトル:パトリオット 監督=ローランド・エメリッヒ 脚本= ロバート・ローダット   PAGE 140

(スタッフ)

製作=ディーン・デブリン マーク・ゴードン&ゲリー・レビンソン

製作総指揮=ウイリアム・フェイ ウート・エメリッヒ ローランド・エメリッヒ

撮影=カレブ・デシャネル

音楽=ジョン・ウイリアムズ

衣裳デザイン=デボラ・L・スコット

美術=カーク・M・ペトルッセリ

編集=デビット・ブレナー

(コメント)

 
黄金町の横浜日劇にも、毎回通ってもいいという思いがある。それは、向かいにあるジャック&ベティとはちがった意味で、いわゆるエンターテーメントとしての映画を2本立てで見せてもらって、うまくいけば、1200円で見られるというのは、魅力的だ。

この場所に気の利いた飲み屋があればと日頃思うが、家に帰って、こうしてパソコンに向かう余裕も大切だ。(「ジャック&ベティ」も「関内アカデミーの1・2」も私にとってかけがえのない映画館だということは言うまでもないが)。


○「リプリー」を期待して見にいったついでだったのだが、こちらの方が面白かった。大作なのだろう。多くのアメリカ人が共感を持って、迎えてくれる映画になっている。

映画は、静かで美しい田園風景を背景に、生活を営む家族が映し出されていくところから、始まる。郵便が届けられる。関心が、この郵便物にある、というように、映像が語っていく。ここは、妻を亡くしたメル・ギブソンとその18歳のガブリエルを筆頭に7人(?)のこどもたちが登場する。

この子供達のひとりひとりがいい。それぞれに人格を与え、表情も豊かだ。このあたりをしっかり描くことで、映画は一級品になる。

メルギブシンは家族守るために「戦争」に反対し、息子の死に遭遇し、家族のために何もできなかった(何もしなかった)ことを悔やみ、闘いに立ち上がる。

男の子の二人を連れての20人を皆殺しにる戦闘は、圧巻だ。民兵を募ってのゲリラ的戦法は活劇アクションとしての少年の夢が走っている。これは見ていてうれしくなる。「プライベート・ライアン」の脚本家の力だろうか。
(2000.11.23)

(キャスト)

メル・ギブソン
ヒース・レジャー

製作年:2000

映画館:横浜日劇

                         

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