（スタッフ）

製作＝

企画＝

原作＝

撮影＝

音楽＝

美術＝

編集＝

（コメント）

○今日が最終回ということで、この機会に見ておきたいと思って、少し無理して駆けつける。16ミリ・カラーのドキュメンタリーである。テレビのドキュメントで、このフィルムの存在を知って、まさか見る機会あるとは思ってもみなかった。（横浜黄金町「シネマ・ジャック」）

○「ミッドウエイ海戦」（１８分）1942
アメリカにとって、前線基地になるこのミッドウエイ島で、アメリカ軍がどう戦う準備をし、訓練しているようすを、兵隊の父親、母親、妹など家族を登場させ、国家と国民のつながりを「戦争」を通して自然な信頼関係を示す。映像的には、アメリカ国家にちなんだ行進曲などの音楽と繋ぎをオーバーラップさせ、ゆったりとした展開がみられる。家族が映像を見て、知っている人を見つけ、感想を言っている声など工夫がみられる。

○ドキュメント真珠湾攻撃３４分　1943
日本の奇襲の真珠湾攻撃の模様を再現し、奇襲を察知した通信兵の情報が取り上げられなかったことや日本の最後通告の遅れなど当時の「真珠湾攻撃」のアメリカ側の真相を展開してみせ、説得力がある。自国のダメージも映像として見せるとともに、日本の発表を「戯画」的に紹介し（最後の「バンザーイ」と日本語を残すあたりも、うまい）、虚偽の内容であることを海上封鎖や軍艦の修復状況を映像で示し、アメリカ軍の余裕の戦力を示す。（2000.8.18）

（キャスト）

製作年：1942
1943

映画館：横浜シネマ・ジャック