（スタッフ）

撮影＝ウルフ・ケニッグ

編集＝ジェイムズ・ビバリッジ　

録音＝マイケル・ベライエフ　
フレッド・アンダース
ロン・アレクサンダー

（コメント）

○１６ミリのスタンダードで撮られた記録フィルムだが、どいう目的でつくられたのかは定かではない。当時のグレン・グールドという天才ピアニストを映していて貴重なフィルムだ。

○会話やインタビューなどの肉声も貴重だし、印象としては普通の多感な青年であり、天性の研ぎ澄まされた感覚と修練され技術と音楽へ独自の思いがまぎれもなく伝わる。

○「イタリア協奏曲」の演奏後、そのままスタジオでプロデューサーとともに、緊張感を持続しながら、曲を口ずさみながら録音を聴き入っている様子が映しだされる。
最終章の演奏が流れる。
そしてOKをだす。
ここでのにこやかな表情は人間としてあたりまえに輝く。
大いに親しみを覚えたし感動的ですらある。

○グレン・グールドというピアニストをじっくり聞いてみたいと思った。（2000.7.21）

　

（キャスト）

グレン・グールド

制作年：1959

会場：県民共済シネマホール