（スタッフ）

製作＝イエス・ビジョンズ/オフィス・シロウズ

製作＝竹中功/佐々木史朗

プロデューサー＝石矢博

撮影監督＝高間賢治

音楽＝磯田健一郎

録音＝井家眞紀夫

編集＝宮島竜治

美術＝真喜屋力

照明＝上保正道

（コメント）

○映画の日だ。勤め人の気持ちを代弁するならば、とにかく、月に一度の映画の日は大変うれしい。しかも、映画が見れたら、こんなにうれしことはないと感謝してしまう。そんな時間のゆとりがあることがいい。こんな日にときには見たい映画がやってないことなんてことがあるのも現実だ。恐い現実ではあるが。

○ 映画館前に立って迷った。後半の２０分、映像不良とある。なんか嫌だと思った。他の映画にしようかなんてことも思案に入れて、山菜そばを食べた。体調が実は良くないのだ。腹の調子が悪い、胃のむかつきや腹がゴロゴロなるかんじが残って、３日目だ。もう治ったっていいのに。クスリを飲んでいる。ゆっくり横になって暖かくして静かに眠りたい。それでも見たのだ。１０００円。

○なかなか面白かった。まずは、音楽だろう。沖縄音楽とケルト民謡などがオペラやミュージカルではないが、ここで歌われたらしょうがないといったふうに見るもの納得させてしまう。歌詞がすべてではないが、意味があって微笑ましく思わせる。

こんなに歌ったり、踊ったりが好きな人々がいて、生きることの悲しみやよろこびを歌って踊る。そして、あからさまな性への言及と奔放な行為が一体になって大自然の営みの中に息づく。交わり子を産むという性の喜びが素直に信じられているのがいい。

○真実の恋を年齢に関わりなく生き抜くナビィに拍手喝采し、映画は青空のもとに捉えたナビィの家と庭の映像世界へと趣向を凝らてしいく。
○撮影は、高間賢治。西田尚美は「ひみつの花園」以来だが悪くない。（2000.3.1）

（キャスト）

西田尚美　
村上淳　
平良とみ　
登川誠仁

公開年月日：1999.12.4

映画館＝横浜関内アカデミー