映画タイトル:ある貴婦人の肖像 監督:ジェーン・カンピオン 脚本:ローラ・ジョーンズ PAGE 189

(スタッフ)

制作国=イギリス

製作=モンティ・モンゴメリー
スティーヴ・ゴリン

原作=ヘンリー・ジェイムズ

撮影=スチュアート・ドライバラ

音楽=ヴォイチェフ・キラール

録音=

編集=ヴェロニカ・ジネット

美術・衣裳=ジャネット・パターソン

(コメント)

○ビデオで2回見た。というのは、一度ではわかりにくい。原作はヘンリー・ジェームス。カンピオンらしい映像的配慮は、ファーストシーンの女性たち群像とすべてがキスから始まるというナレーション。

イザベルの涙の目のアップ。大きな木の下に横たわった木の枝にイザベルが座る始めの春のシーンから終わりの雪の降りつもる冬のシーンが同じ場所で撮られている。

そして、再びの求婚は、「キスから始まった」。血相を変えて走って逃げ帰るイザベルをスローモーションでとらえて玄関のノブに手をかけて振り返るとストップモーションというラスト。またドラマが始まった。1872年のイギリス・ガーデンコート。

若尾文子のように、イザベル役の二コール・キッドマンが魅力的である。実はここがこの映画の評価の分かれ目であり、イザベルを好きになれるかどうかだ。わたしには大変面白かった。(2000.1.30)

(キャスト)

ニコール・キッドマン
ジョン・マルコビッチ
ヴィッゴ・モーテンセン
バーバラ・ハーシー
マーティン・ドノヴァン


製作年:1996

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