（スタッフ）

製作国＝アメリカ

製作＝アート・リンソン

原作＝チャールズ・ディケンズ

撮影＝エマニュエル・ルベッキ

音楽＝パトリック・ドイル

（コメント）

　原作がチャールズ・ディケンズで現代に話を置き換えている。盛りだくさんな話をいっぺんに見せられたようだが、それにしては、よくまとまっていたようにも思うが、なぞがなぞでどうも嘘っぽく真実がわからない、いくつかの映画をダイジェストに繋いだような印象が残った。

　イーサン・ホークとグウィネス・パルトロウでもっとリアリティーのある映画を撮ってよともいいたくなったが、かなり楽しめた映画ではあった。使われた絵もよかったし、エンディングタイトルに挿入しているぐらいだから、監督も気に入っているんだと思うので、チラシや宣伝にもっと、使えばよかったと思うし、日本だけかもしれないが、もっと上手い売り方があったのでないか。

　デニーロとアン・バンクロフトが重要な役を担っている。そうだ、音楽の使い方が気になった。「ベサメムーチョ」は、いいとしても、歌曲が無神経に挿入されていたように感じられた。（1999.3.27）

（キャスト）

イーサン・ホーク
グウィナス・パルトロウ
アン・バンクロフト
ロバート・デニーロ

公開年月：1998.6
制作年＝1997

映画館＝横浜シネマ・ベティ