（スタッフ）

製作国＝中国　フランス　アメリカ　日本

製作＝チェン・カイコー　シャーリー・カイ
井関惺

製作＝

撮影＝チャオ・フェイ

音楽＝ツァオ・チピン

録音＝タオ・チン

編集＝チョウ・シンシア

美術＝トゥ・チュイホウ

（コメント）

　構想８年、製作費６０億、製作期間３年。中国全土に渡るロケ。巨大宮殿「威陽宮」の東京ドーム６個分のセット。しかし、話がつまらない。残念ながらワーストワンだ。
　よくも、こんなに、人を殺してくれたもんだ。スケールは大きい。ここで、いくつも、疑問点を指摘しても力がはいらないが、始皇帝に魅力がない、コン・りーの魅力も描かれない、暗殺者・荊軻（けいか）にも魅力が感じられない。「困った、困った映画になった」。

　結局この時代は国を治める理想なんて、なかったという映画なのか。暗殺者を人選するために、戦わせる場面もひどいと思うが、どうかな。力が少しでも拮抗しているなら、いざ知らず（荊軻もなぜ強いかわからない）。ただの無駄死にになっている。
　
　最後に、愛が伝わらない。愛情表現がわからない。荊軻のこどもを身ごもったコン・りーがわからない。これでは、感動しようがない。残念だ。（1999.2.12）

（キャスト）

コン・リー
チャン・フォンイー
リー・シュエチェン

公開年月：1998.11

映画館＝西口名画座

�ﾏ少し前に、取り上げた「エリザベス」もそうだが、映画として、違った楽しみ方あるのかもしれないが、とにかく面白く見ることができなかったのも事実だ。（2003.4.28）