映画タイトル:トゥルーマン・ショー 監督:ピーーター・ウイアー 脚本:アンドリュー・ニコル PAGE 259

(スタッフ)

製作国=アメリカ 

製作=スコット・ルーディン アンドリュー・ニコル エドワード・S・フエルドマン

製作総指揮=リン・プレシット

撮影=ピーター・ビジウ

プロダクション・デザイナー=デニス・ギャスナー

編集=ウイリアム・アンダーソン

音楽=ブルクハルト・ダルウィッツ

(コメント)

 すこし期待して見に行った。映画は期待して見に行っては行けない。かなり練られた話であり、とてつもなく奇抜で卓抜なアイデアであり、その設定自体は、大変面白いと思うし、とくに、前に出た役者が、紛れ込んできたり(父親の再登場など)、つくられらたドラマという設定の中でジム・キャリーが気づいて行く過程は十分スリリングだし、ヨットで海に逃げ出し、後に書き割りの空へぶち当たるなど、すばらしいアイデアがいっぱいだ。しかし、どうも楽しめなかった。

 なぜか。こんなことは、現実には、絶対許されないことだから。映画だから許されるということに対し、謙虚さがなく、不遜な映画になってしまっている。ジム・キャリーがこの架空の世界からいつもの朝のあいさつを言って脱出する、見ている聴衆は、喝采するという終わり方では納得できない。

 こんなテレビ局の傲慢な演出家に鉄槌を加えるなど、そのものを否定することをしなければいけない。あなたも、見られていたとか、(そもそもこんんなリアリティになんの意味もないと思うが)もう、ひとひねり加えなければ、楽しめないのではないか。
 「刑事ジョン・ブック/目撃者」の監督だけに惜しい。女優たちにも、魅力を感じられなかった。「タイタニック」にも同じような感想をもった。(1999.2.13)

 

(キャスト)

ジム・キャリー
エド・ハリス



公開年月:1998.10

映画館=横浜・シネマ・ベティ

                         

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