映画タイトル:世界の涯てに 監督・脚本:リー・チーガイ PAGE 284

(スタッフ)

製作国=香港 

製作=リー・チーガイ

撮影=ビル・ウォン

音楽=マーク・リュイ

(コメント)

 金城武はいいセンスをもつ、いい役者だ。しかし、映画は上手く流れない。それは、女主人公のナレーションによって、回想しているという構造を持たせているからだ。そして、白血病という設定もいただけない。スコットランドの世界の果ては、きれいだったが観光案内の域をでない。気の抜けた「ブエノスアイレス」か、ちょっとちがうが、日本の蔵原惟繕監督の「憎いあンちくしょう」にもなっていないじゃないか。死んだ彼女が葬式にじぶんの意志でイメージが現れるのも、非現実の実現であり、映画表現のよくある一コマであるが、馬車が崖を飛ぶのとは意味が違って、これでは、陳腐のなにものでもない。(1998.12.26)

 

(キャスト)

金城武 
ケリー・チャン



公開年月:1997.7
制作年:1996

映画館=横浜・関内アカデミー

                         

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