映画タイトル:ゴダールのリア王 監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール PAGE 295

(スタッフ)
アメリカ映画
製作=ゴナン・グロバス・プロダクション

製作=メナハム・ゴーラン
ヨーラン・グロバス

撮影=カロリーヌ・ッシャンプティエ
ソフィー・マンティニュー

(コメント)

 映画館「関内アカデミー2」をでると、松坂屋まえの伊勢佐木町の通りは人だかりと歓声があがっていた。横浜ベイスターズが優勝を目前にした9回表で佐々木が投げているところに、出っくわしたわけだ。この「映画」とは、全く別世界の話である。
 仕事の帰りでもあり、ゴダールの映画である、眠気が断続的に訪れ、ゴダールの映画あることを確認しながら、「東風」を思い出したりしながら、女優が、まさにゴダールの好みだなと思いながら、そして、自然をとらえた美しいショットにゴダールだと安堵し、その自然を背景に人工的な原色の衣装を身につけた登場人物に出会うことで、映画的映像のセンスについて思い、白馬をつれた女性の登場となって、この「おとぎ話」が映画になった。さらに、めずらしく、白馬をスローモーションで走らせたり、美しいショットが「自然」と人物に、きめ細かな照明をほどこし、楽しませてくれている。
 話は、あいかわらず、哲学的なリフレイン、気にとめたくなる台詞とナレーションと字幕が提示されるが、今日のところは、メモでもしてないと、思い出せないとし、チラシの「イマージュは魂の純粋な創造物である」を引いておこう。そして、映像探求の物語であったこと、膨大なフィルムに埋もれて途方にくれている映画であったことも、忘れないでおこう。視覚メディアの研究をする奇妙な教授にゴダールが扮していたことも合わせて。もう1回見るか。(1998.10.8)

 

 

(キャスト)

ピーター・セラーズ 
モリー・リングウオルド
レオス・カラックス
ジャン=リュック・ゴダール
ノーマン・メイラー
パージェス・メレディス
ジュリー・デルビー
ウディ・アレン




公開年月:1998.8
製作年=1987

映画館=館内アカデミー2

                         

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