映画タイトル:酔っぱらい天国 監督=渋谷実 脚本= 松山善三 PAGE 30

(スタッフ)

製作=松竹(大船撮影所)

製作=白井昌夫

原案=渋谷実

撮影=長岡博之

音楽=黛敏郎

美術=浜田辰雄

録音=大村三郎

照明=小泉喜代司

(コメント)

○セットをうまく使ってうまいコメディに仕上げているといいたいが、津川と倍賞の関係、笠の津川への殺意など社会派的風刺の意図が分からない。ぼやけている。


○笠置衆のおもしろさがよく出ている。伴の酔っぱらいの演技も圧巻だ。ちょっと思いついたので、ひとつだけいっておこう。

息子の石浜が結婚するいうのを反対する笠は、ふざけたわけではなく本気で、石浜に柔道の足技を仕掛けるのだが、ことごとく外されてしまうというシーンがあるが、これは山田洋次監督の寅さんシリーズでの渥美清とイッセイ尾形のやりとりを思い出した。なかなか好きな笑いである。是非、使ってみたいと思わせる笑いであり、巧まずして自然に、動きと感情が一致して見える。(2001.7.12)

(キャスト)

笠置衆 
石浜朗 
倍賞千恵子 
津川雅彦 
有馬稲子
伴淳三郎

製作年:1962.2.4

映画館:横浜シネマ・ジャック「個性派俳優特集=笠置衆」

京浜急行黄金町駅徒歩5分

                         

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