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映画タイトル:運命じゃない人 監督:内田けんじ space117 

(スタッフ)

製作=PFFパートナーズ

配給=クロックワークス

脚本=内田けんじ

撮影=井上恵一郎

美術=黒須康雄

音楽=石橋光晴

(コメント)
 今年のカンヌ国際映画祭の批評家週間部門で、優れた脚本に贈られるフランス作家協会賞を受賞している。月刊シナリオ誌の9月号に掲載されていたので読んでいた。その話の展開と構成については、なるほどうまいものだと感心していた。そして、今回の映画を見て、山下規介以外はわたしには無名の俳優だが、とてもうまいキャスティングになっていた。さらに、映像もほどほどで良い感じに仕上がっている。次回作にも大いに期待したい。

 ということで終わってしまってもいいのだが、どうも、コメディとして映画的な悪意や社会批評的センスが、もっとあってもいいんじゃないのと思ってみるがどうだろう。まあ絶妙なバランスでできあがった秀作ということんだろうな。(2005.11.29)

 ヒチコックやビリー・ワイルダーが好きだということ。「アパートの鍵貸します」など。コメディというジャンル、笑い=知、笑いが複線を隠す。サスペンスコメディ。

(キャスト)
中村靖日
霧島れいか
山中聡
山下規介
板谷由夏





公開年月日:2005.7.16

映画館:TAMA映画フォーラム第15回映画祭/パルテノン多摩小ホール

           

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