（スタッフ）

製作＝チェチーリア・コロンナ・ディ・ステリアーノ/マッシモ・フェレーロ

製作会社＝レティツィア・チネマトグラフィーカ/ライ・チネマ

脚本＝ルイジ・マーニ
　

撮影監督＝ダニロ・デジデーリー

音楽＝ニコラ・ピオヴアーニ

美術・衣裳＝ルチア・ミリーゾラ
セット＝カルロ・シェルヴアージ

編集＝フェルンデ・インドーニ

（コメント）

○ちょっと、遅れて会場に到着。いい席ではなかったので、集中力も欠いた状態ではあったが、画面が美しい。

　「19世紀前半、イタリアがまだ統一されていなかった頃、ローマ近くレストラン『ラ・カルボナーラ』を営む女主人チェチリアの恋と冒険の物語」とチラシにある。

　いまでもこんな映画が丁寧につくられれているんだなと感心する。

○性も政治もおおらかに描かれている。レストランの名物、「カルボナーラ・スパゲッティ」を食べるという「食文化」や「庶民生活」がしっかり押さえられている。

○女主人チェチリアには、革命軍に加担し、行方不明になっている元夫と、枢密卿の誘拐計画に失敗し、死刑になりそになる元恋人がいる。ふたりとも好人物である。ちょっと、よくわからなかったが、ラストでは、夢に見ていた白馬の騎手が彼女を迎えに来る？。

○反政府組織名前が「カルボナーラ党」。このレストランの名前が「カルボナーラ」で、名物のスパゲッティも「カルボナーラ」。元夫も元恋人も「カルボナーラ党」なんだということ？。

　うーん、このチェチリアの魅力が、わたしにはもうひとつ感じられるものがなかったンだよね。（2002.5.6）

（キャスト）

ルクレツィア・ランテ・デッラ・ローヴェレ（チェーチリア）

製作年：2000

上映時間：100分

映画館：有楽町朝日ホール
「イタリア映画祭2002」