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映画タイトル：姿三四郎　監督・脚本：黒澤明　　PAGE 236

（スタッフ）

製作＝東宝

製作＝松崎啓次

撮影＝三村明

音楽＝鈴木静一

録音＝樋口智久

照明＝大沼正吾

美術＝戸塚正夫

編集＝後藤敏男

監督助手＝杉江敏男

（コメント）

　黒澤の処女作。ファーストシーンがいい。明治の街路を活き活きとワンカットで捉え、左の路地へ。この柔術家の家の前に路地にくる三四郎。このシーンは後でも、生きる。

　ラストも、横浜に向かった汽車を見送ってエンドといった具合に洒落ている。

　ちょっと言ってみるが、ヒッチコックみたいだ。これは、映画がわかっていて、映像できちんと語ろうとする姿勢が共通するのだろう。

　あと、ひとついえば、ロングショットが利いているとともに、役者、ものの配置がうまいということだ。検閲で切られているということで、完全版が見られないことは大変残念なことだ。娯楽としての映画をうまく楽しんで撮っているといえよう。（1999.3.24）

（キャスト）

藤田進　
大河内伝次郎　
轟夕起子

公開年月日：1943.3.25

映画館＝横浜・シネマジャック「黒澤明劇場」追悼特別上映

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一番美しく1944

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